玉庭の廃屋

 ここは米沢市郊外…以前から気になっていた廃屋を訪ねてみることにした。夏場は深い草に覆われていたこの家も
今は一面深い雪に覆われている・・・

 
雪に埋もれる廃屋                  昭和29年の納税完納の証明

廃屋間取り図(クリックで拡大します)
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 雪の上を歩いて行くと玄関にたどり着く、扉はあきっぱなしだ。黒いノネズミが1匹、もぞもぞと家の中に
入って行くのが見えた。同行者は外で待っているというので私一人で潜入することにした。まずはいろりの
ある部屋がある。腐った黄色いカーテンがかなり不気味だ。とりあえず大広間、座敷方面ではなく
台所、風呂、馬屋方面から探索することにした。


 
いろりのある部屋                  15畳くらいありそうな大広間

 台所はまるでさっきまで人がいたかのように食器が並んでいた。オレンジ色の液体の入ったビンがすごく不気味。
台所から廊下を通り、馬屋方面へ・・・馬屋の裏口からは雪が侵入してきていた。壁には農機具の購入時期等が
書かれた年表?が書いてある。最後の記載が昭和63年であるところを見るとこの家が廃屋になってから15年ほど
になるらしい。きしむはしごを登って2階へと向かう。崩れかけた屋根からは青空が見える。


 
台所には不気味な液体の入ったビンが・・・      裏口からは雪が進入

 
馬屋の壁に書かれた年表(昭和63年で終わってます)  馬屋の2階は屋根が崩れかけてます

 馬屋の2階はちょっとした物置になっていて雑誌類や空の長持ち、そして蜂の巣の残骸があった。
めぼしいものが無いので再び馬屋の1階に戻ることにした。


 
馬屋の2階。蜂の巣が転がってました         からっぽの長持ち

 
週刊誌                       馬屋には古い農機具が

 馬屋で木でできた巨大なハンマーをゲットして再び廊下を戻ってくる。お風呂場は意外と近代的だ。
大広間を通り抜け座敷へと向かうがめぼしいものは特にない。半開きの長持ちは不気味なので無視して
同行者の待つ玄関に向かうことにした


 
廊下には雑誌やノート類が散乱            近代的なお風呂場

 
怖くて中が見れなかった長持ち            なんかよくわからない板切れが落ちてました

 
座敷には忘れ去られたランドセルが・・・       馬屋で拾ってきたハンマー

 
今回は探索を断念した蔵               そして廃屋を後にしたのでした



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