最上川紀行
(その4)

 米沢を後にして、国道13号線を福島方面に向かうことにする。旅の終わりにどこか風情のある温泉に行きた
かったのだ。さんざん迷ったのだが、旅行のパンフレットなんかでも有名な玉子湯(高湯温泉)に行くことにした。
高湯温泉は吾妻スカイラインの入口にあり福島市からはかなりきつい登りとなる。福島市内ではまったく見られ
なかった雪がしだいに深くなり、あたり一面を埋め尽くすころ、高湯温泉に到着した。駐車場は結構な賑わい
である。

 
栗子トンネルを抜けて福島県へ            山奥にある玉子湯へ

 入浴料の500円を払いさっそくお風呂へ、露天風呂は石造りで混雑しており完全なイモ洗い状態・・・
仕方ないので離れのお風呂に行くと、なんと誰もいない。木造の建物はなかなか渋い雰囲気で時折吹き抜けていく
風の音と雪解けの水音、そして湯船に注ぎ込むお湯の音以外は何も聞こえない。静かな時間をすごすことが出来た。


 
離れの温泉                     離れの温泉は湯治場の風情が残ってます

 やがて、離れの温泉にも人が押し寄せてきた。そろそろ帰ることにしよう。帰りはいつものように磐越道、
常磐道を通って家路についたのでした。


 
常磐道を南下…関東平野に突入            いつもの国道6号で旅は終わるのでした



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