安倍川、大井川の旅
静岡の旅 その6


H23.12.23〜26

掛川花鳥園の次は掛川城にやってきました。
掛川城の築城は文明年間(1469〜1487)と
古いのですが現在見られる城郭の基本的な部分は
戦国時代に城主になった山内一豊によるものだ
そうです。

掛川城全景。
いざ攻城・・・
といってもあっという間に本丸です。
門前で記念撮影。
天守には井戸があります。
この井戸を霧吹き井戸と言って
永禄12年(1569年)徳川家康に攻められた際、
井戸から立ち込めた霧が掛川城を覆い隠して、
掛川城を守ったといわれています。
天守閣は1854年の嘉永東海地震によって倒壊し
再建されることはありませんでしたが
1994年に市民や地元企業から10億円
あまりの寄付を得て再建されたものだそうで
最近はやりの木造天守です。
攻城側を撃退する石落としなんかもあります。
外見はどことなくしょぼい感じの
天守閣ですが
内部はなかなか見所があります。
天守閣から見た二の丸御殿。
1854年の嘉永東海地震後に再建されたものです。
天守閣からは3連泊中の東横インが見えます。
館内展示。
あまり見たことが無い防御施設。
トゲトゲが痛々しいです。
二の丸御殿にやってきました。
ここの入場料は掛川城と共通です。
(大人400円、小中学生150円)
二の丸御殿は20の部屋があります。
現存する城郭御殿としては京都二条城など、
全国でも数カ所しかない貴重な建築物で
国の重要文化財に指定されています。
御書院上の間.
御書院は城主の対面所で上の間はその主室にあたり,
敷居を一段高くし畳を入り込ませた床の間と、
脇には違い棚が設けられています。
廊下。
徒目付の部屋。
徒歩で戦う下級武士を監督する
「徒目付」(かちめつけ)の部屋です
吟味奉行の部屋。
吟味奉行とは藩内の訴訟や事件、経理関係の
吟味をする役職です。
大目付の部屋。
藩内の監察、警備などを担当した役職です。
部屋が畳敷きなことから結構なポスト
だったと思われます。
御用人部屋。
藩の財政や庶務万端を取り扱う御用人の部屋。
上級家臣や重臣の嫡子が取り立てられることも
多かったようでこの部屋も畳敷きです。
館内の展示。
火縄銃。
掛川城の南には
鎧屋という戦国グッズのお店があります。
が、残念ながらこの日は店主さんが外出のようで
中に入ることはできませんでした。
東横イン(2泊目)に到着です。


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