那須と甲子高原の旅
(休日出勤の午後)

出勤

  7月6日土曜日。今日はあいにく休日出勤の日である。本当なら絶対旅行には向かない日なのだがこの日を

逃すと1ヶ月ほど出かけられなくなってしまうので、どうしてもこの日に出かける必要があったのだ。

午後1時半に仕事を片付けていそいそと駅に向かう。今日も暑い・・・

 
いそいそと駅に向かう                ちょうど、快速電車が到着

那須へ向かう
 
 この日はあらかじめ駅前の駐車場に車を止めて置いたのだが、スーツを家に置いていきたくなり結局、家まで

帰ったりしたので結局出発できたのは午後3時ごろになってしまった。悪いことにこの日は道も込んいて市街地を

抜けるのに普段より30分ほど余計に時間がかかってしまう。とりあえず遅い昼ごはんを国道408号沿いの「うな源」

で食べることにした。時間が遅くなってしまい、安くておいしいランチが終わってしまったのが残念ではあるが

「鮎の塩焼き定食」1400円を注文する。まさか近くの鬼怒川のヤナ場で取れた天然ものではないだろ

うが、なかなかおいしい。

  

筑波山を眺めながら北上                   うな源の別館(特にランチはお勧めです)

  
鮎の塩焼き定食                          うな重

鹿の湯

 今回の旅の目的は5月の連休いらい2ヶ月ほど入っていない天然温泉に入ることである。今回セレクトした温泉は

那須湯本にある鹿の湯と福島県白河近郊の甲子温泉(かしおんせん)の2箇所である。今回は出発が遅れたので鹿の湯

への到着は7時過ぎになりそうな感じであった。早く行かないと温泉がしまってしまう・・・那須高原の森の中を

走り抜け、那須湯本の温泉街を抜けてようやく鹿の湯にたどり着く。時間は19時10分。なんとか間に合いそうだ。

がしかし、既に温泉は閉まっていた。(なんと営業時間17:00まで)

明かりも消え、カーテンも閉まった鹿の湯

 仕方がないので他に温泉がないかあたりを探索することにした。近くに高雄温泉があることは知っていたので

それとなく同行者に話してみるとあっさり却下(そりゃそうだよね。ごもっともです)そんなわけで看板の出ていた

アクアビーナスという温泉施設(クアハウス?)に行くことにした。アクアビーナスに到着後、早速同行者を

偵察に出す。やはり水着着用で値段も千数百円するようだ。ちょっと高いし、温泉気分も味わえそうもないので

早々に退散することにした。と、そのときアクアビーナスのとなりの教会で結婚式をやっていた。ライトアップ

された教会とイルミネーションがとてもきれいでしばしウットリする。最初は木陰からこっそり写真を撮っていたが

出席者に紛れ庭園の中に潜入することに成功した。しばらくあたりを散策したあと今夜の宿へ向かった。

 
木陰から教会をのぞく             庭園に潜入

 今日のお宿は道の駅「明治の森・黒磯」である。駐車スペースが2台ごとに樹でしきられていて

落ち着いて寝ることができる。今日は時間も早いのでTVを見ながらしばらくくつろぐことにした。  

明日は甲子温泉だ・・・

 

TVを見ながらくつろぐ                    今夜も宴会

再び鹿の湯へ

 翌朝、少し早めに起きて昨日は入れなかった鹿の湯へ向かうことにした。道の駅から30分も走らないうちに

到着するも既に駐車場は満車であった。意外と人気があるらしい。しかたがないので近くの殺生石を見物して

時間をつぶすことにした。

朝の道の駅              一番奥の岩肌に殺生石があります。

 

千体地蔵                      殺生石

 殺生石までは木道が伸びていて、荒涼とした風景の中を300mほど歩く。途中には千体地蔵などもあり雰囲気を

盛り上げている。そして一番奥に殺生石があった。かつて松尾芭蕉が訪れた時は虫の死骸で地面が見えないほど

だったというが、今は石の上に置かれた10円玉が妙な色に変色しているくらいで特に変わったことはない。

近くに殺生石のいわれを書いた看板があった。

殺生石のいわれ(写真をクリック)

 殺生石で時間をつぶした後、いよいよ鹿の湯へ突入である。
 

後編に続く