(前編)
(H14.11.1〜11.4)
初雪ドライブ
11月は毎年、冬季閉鎖となる道路の「走り納めドライブ」が恒例なのだが、天気予報を見るとどうやら「初雪ドライブ」と
なりそうな雲行きだったので、急遽家の車であるセフィーロワゴンにスタッドレスタイヤを装着して南会津へと車を走らせた。金曜日の深夜、桧枝岐に到着。やはり雪が降っていた。(この年の初雪は10月29日でした)
雪に埋もれるセフィーロ 一面の雪景色
小豆温泉へ
9時30過ぎ。ようやく目が覚める。最初の目的地である、小豆温泉に向かう。入浴料は850円と少々高価だが、
清潔な広間とおいしい食事が魅力の温泉である。10時の営業開始と同時に浴場へと向かう、一番風呂だ。
ここは一日おきに男女の浴場が入れ替わるのだが、今日は私のお気に入りの「月明の湯」が男湯であった。
ほの暗い浴場でゆっくり温泉につかり、食事をとったりしているうちに時刻は午後1時になった。実はこの後
国道352号線の樹海ラインで新潟県の銀山平まで抜けるつもりでいたのだ。あまりゆっくりしていては日が暮れて
しまうので早めに温泉を出ることにした。
小豆温泉 小豆温泉 「月明の湯」
天ざるうどん ぴりからきのこ(ビールによく合います)
冬の伊南川 紅葉が終わる前に初雪
樹海ラインその1
国道352号線で桧枝岐の集落を抜けると七入から道幅が1〜1.5車線くらいになる。その七入には
「七入〜御池間チェーン装着車以外通行止」のたて看板があった。スタッドレスタイヤを装着しているのでこの看板は
当然無視!!樹海ラインへと足を踏み入れる。しばらく行くと宮城ナンバーのカローラに追いついた。チェーンを
巻いて走行しているようだったが、なんと駆動輪の前輪ではなく、後輪に装着している。大丈夫なのだろうか?
とりあえず途中の名所?「モーカケの滝」に寄っていくことにした。
樹海ラインに入る 雪の中の沢
モーカケの滝駐車場 モーカケの滝へと歩く
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モーカケの滝降口 | 雪のモーカケの滝 |
モーカケの滝を後にして、なおも奥地へと向かう、相変わらず道は細くクネクネ曲がって高度を次第に上げていく
高度計を見ると標高1500mを指している。ふもとの桧枝岐からもう500mほど上がってきたのだ。そして尾瀬への
分岐まであと300mと迫ったとき、突然車が止まってしまった。何台か前に先ほどのカローラが止まっている。
どうやらスタックして動けなくなっているようだった。後続車の人たちがみんなでチェーンを前輪に付け替える
作業をしている。チェーンを付け替え終わるとカローラはゆるゆると動き出し尾瀬への分岐の駐車場に到着した。
とりあえず駐車場に車を入れて、新潟方面に向かう道を見ると、急な坂を車一台分のわだちが登って行くのが
見えるだけである。積雪は20cmを超えていてなおも雪が降っている。走行には支障はないのだがとても対向車と
すれ違える状況ではないので明日に期待して引き返すことにした。(なんとスタックしたカローラはそのまま新潟方面へ!!)
引き返す途中、先ほどカローラがスタックしたあたりで今度は練馬ナンバーのウイングロードがスタックしていた。
車を降りていくとなんとノーマルタイヤでここまできたらしい。当然すれ違いもできないので延々とバックせざろう
状況である。時には車を押したりしながら延々とバックすること数百m・・・ようやくすれ違いをすることが出来た。
今日は新潟方面に抜けるのは無理そうなので素敵な露天風呂がある木賊温泉に行くことにした。
本当は2車線なんですが・・・ 尾瀬への分岐近く
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スタックする宮城カローラ | スタックする 練馬ウィングロード 1 |
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スタックする 練馬ウィングロード 2 |
スタックする 練馬ウィングロード 3 |
木賊温泉
再び山を下り桧枝岐の集落を抜けて10キロほど走ると、雪は雨に変わった。先ほどまでの雪深さがまるで嘘のようだ。
木賊温泉は舘岩村にある温泉で普通の共同浴場もあるのだが、西根川に面した露天風呂がなかなかいい感じなのだ。
湯船の底には大きな石が敷き詰められていて、その間からときおりプクプクと泡があがってくるお湯が湧き出している
のだ。熱いお湯が気持ちいい露天風呂だ。露天風呂入浴後は例によって桧枝岐で車中泊である。この日も夜は雪であった。
木賊温泉露天風呂入口 看板
杉林の中を降りる 露天風呂
熱いお湯の湧く露天風呂 露天風呂からの眺め