商船三井フェリー乗船記
(犬とフェリーに乗ろう!!)

フェリーには何回も乗ったことがありますが
今回のような長距離航路は初めてです。
出航一時間半前の17:00が一応の
集合時間です。

今回は犬連れということで車の乗船位置に
若干の配慮があったようです。

※係の人が犬がいるのでこちらに・・・
 と言って停めさせられたのがこの位置です。
乗船時はドライバーと犬以外は
ここから乗船します。

ちなみに犬は車を駐車する甲板から
抱きかかえてはるばるとペットルームまで
連れていくことになります。
乗船カウンター
空室があればお部屋の変更も可能です。
帰りのフェリーではスタンダードルーム(和室)
からスタンダードルーム(洋室)に変更しました。
乗船券。
乗船当日に窓口で発行してもらいます。
行方不明者に備えて??
下船時に下船券を渡します。

今回は行きも帰りも
さんふらわあ ふらのに乗船しました。
往きはDデッキに駐車。
乗船したデッキから一つ上の階層になります。
船室へのアクセスが比較的楽です。
Eデッキ(進入路)へのスロープが見えます。
中はこんな感じ・・・
最下層のFデッキは環境が悪いですし、
上層のDデッキは船内へのアクセスが
容易です。
こちらがFデッキ。
帰りの船で集合時刻ギリギリに行ったら
ここになりました。
天井がかなり低くバイクと乗用車しか
入れません。
狭くなっている前方が船首部分になります。
Fデッキ全景。
乗船時は良いのですが下船時は
締め切られた空間のためか
かなり高温になります。(34℃ありました)
(上層のDデッキもそこそこ暑いのですが・・・)
下船開始までエンジンがかけられませんので
かなり苦痛です。

※写真左のスロープは航行中は上に上がり
 Eデッキの一部として車を駐車しますので
 下船までの間、完全な密閉状態になります。


航行中は車両甲板には戻れませんから
犬のえさ皿、水皿など忘れ物のないように
しましょう。
こちらお風呂。

湯船の深さは浅めでお湯もぬるめです。
蛇口からは熱湯(本当に熱い!!)を
出せますので適当に温度調整しましょう。


乗船して落ち着いてから出航まで一時間程
あるのでとりあえずさっぱりしちゃいましょう。
(写真は大洗出航前のものです)

航行中は海の荒れ具合によりお風呂が波立ちます。
お風呂の全景です。
18:30

長声 一発!!
いよいよ出航です。
岸壁では職員の方が手を振っています。
レストラン。
営業時間が短くかなり込み合います。
(相席が前提です)
大洗沖は波が荒いようで船酔いまでは
いきませんが食欲があまりわきません。
この日は営業時間が30分延長されてました。

(当日は車&バイクは満席?でした)

夜のみ生ビールが飲めます。
さてさて、お待ちかねのペットルームです。
15kgのコーギーが余裕で収まるゲージ。
但しゲージは早いもの勝ちですので
小さいゲージになってしまう可能性も
あります。心配な人はマイゲージを
持ち込みましょう。

この日は二匹のゴールデンが特大持込ゲージ
で乗船していました。

ちなみに右隣のゲージのようにいくつかの
ゲージの金網がゆがんでますが
寂しがった犬の抵抗の跡??
なのでしょうか?

ちなみに私がペットルームに行くと人恋しいのか
鳴きだす犬もいました。


中にはこんなお客様も・・・ちなみに
ペットルームには扇風機と流し台があります。


ペット料金は片道二千円です。
多少なりとも散歩できるスペースがあると
ありがたく思うのですがいかがでしょうか?


ちなみにネットではペットルームは満室でしたが
実際には半分程度の入りでした。
こちらがスタンダードルーム。(定員4名)
九月のようなオフシーズンは定員以下でも
部屋の貸切ができます。

行きに利用した部屋は両側に二段ベットが
あるタイプでした。
船尾側なので航行中は常にエンジンの
息遣いを感じることができました。
デラックスルームのように部屋にお風呂は
ついていませんが浴衣やタオル、歯ブラシが
ついています。

※タオルはサンフラワータオルです♪
こちらが帰り便のスタンダードルーム。
左側に二段ベットが2個あります。

こちらの部屋は船首側なのでエンジンの騒音も
少なく大変快適でした。

同じく船首側にあるペットルームへの
アクセスも簡単です。
スタンダードルームにもTVと
DVDプレーヤーがついています。
船の現在位置も専用チャンネルで
知ることができますし、
シアターで上映されている映画を
見ることも出来ます。
誰もいない深夜のロビー。
正面の液晶テレビには船の現在位置が
表示されたりします。
右側にはシアタールーム。
左側のガラス戸が閉じた部分は
売店になっています。

船内でもビール等のアルコールは
良心的な値段で売ってました(自販機)
三陸沖で迎えた夜明け。
確か釜石の沖合いだったと思います。
9月の半ばでしたが甲板を吹く風は
非常に冷たく、長時間外にいるのは
しんどかったです。
三陸沖では小さな貨物船を数隻
追い越していきました。
ご覧のように視界が悪く、
なかなか陸地をみることはできません。
三陸沖を航行中に頻繁に見られた
謎の現象・・・
海面が不自然にさざなみだっています。
ビデオ撮影の動画から静止画を
抜き出してみました。
何か跳ねてる感じですね。
別の部分を拡大すると明らかに
何かが跳ねています。
船から40〜50m離れたところで
数分に一回くらいの割合で見られました。
午前7:20頃。
八戸市の鮫角灯台の沖合いで
昨夜1:30に苫小牧を出航した上りの
深夜便とすれ違います。
結構距離が遠く、望遠率の良いビデオカメラでも
サンフラワーマークがなんとか見える程度です。
これが船の現在位置を示す番組?です。
朝ご飯はさっぱりと・・・と思ったのですが
ついつい食べ過ぎてしまいました。
船に乗るときは是非持ち込みたいのが
双眼鏡と地図です。

下北沖では天候も回復し、尻屋崎の灯台も
(双眼鏡で)はっきりと見ることができました。
地図があると例えば今見えている町が
どこの町なのかをより正確に知ることが
できます。

9:38

下北半島の尻屋崎です。
灯台がはっきり見えます。
(ビデオカメラでの撮影です)

9:44

苫小牧を5:00に出航した
八戸行きのフェリー べにりあと
すれ違います。
苫小牧港が見えてきました
三陸沖では海面が波立っていましたが
苫小牧が近づくといつの間にか海面も
穏やかになりました。
大きな船ですから着岸から下船まで
だいぶ時間がかかります。
港に入ってからお風呂に行っても
結構余裕です。

※車で乗船の場合。歩行者の下船は結構早い
 ようです。
さあ!! いよいよ北海道へ!!
といいたいところですが
港にある公園でまずは犬の散歩を
しなくてはいけません。
19時間あまりの船旅ですがむくざえもんは
よく頑張ってくれました。


戻る 続く