最上川紀行

(その2)

そば街道を目指して

 翌朝。宿を後にして、国道13号線を北へ向かう。目指すは山形県北部の大石田町の名店?七兵衛そばである。

  
不穏なニュースの流れる中、旅は続きます。      山形一の高層マンション?上山のスカイタワー21

 国道13号線からわき道に入り、山間部に分け入る。山形付近ではまったく見られなかった雪が次第に深くなって
いく。次年子に到着するころにはあたりは深い雪に埋もれていた。11時の開店と同時に店内に入ると、既に先客が
3組程いた。ここのメニューは一品のみ。座ると自動的にそばが出てくる。独特の味のする大根おろしの入った
そばつゆ、コシの強いそば。そして三種類の漬物がセットになっている。(私は洋ガラシをつけて食べるきくらげが
大好きである)そして「七兵衛そば」最大の特徴はなんといっても食べ放題にある。お替わりが自由なのだ。
いつも私は3杯ほど食べる。にもかかわらず、同行者は1杯半でリタイアというテイタラクであった。ああ、
もったいない。

 
大石田町の次年子に向かう道                    目指す七兵衛そばに到着。

 
風格のある店構え                  中は普通の家のよう

 
七兵衛そば                     厨房では一生懸命そばをこねてました。

肘折温泉へ

 七兵衛そばを後にして、今度は肘折温泉に向かう。温泉の名前はその昔旅の僧が怪我を治したことに由来する
歴史ある温泉であり、山形有数の豪雪地帯である。最上川沿いの道を走りぬけ。雪原を走り抜けるとやがて
谷底に小さな集落が見えてくる。肘折温泉である。

 
大石田町、次年子の風景               最上川とともに

 
高さ25mの巨大な雪だるま(大蔵村)          肘折温泉の雪の壁(当日の積雪は2m)

肘折温泉にはいくつか温泉施設があるのだが、今回は日本では珍しい天然の炭酸水が飲めるカルデラ温泉館に
行くことにした。温泉は木造で脱衣所の前に炭酸泉が湧き出している。無料で飲めるのだが持ち帰りは専用の容器
を購入しないといけない。炭酸は微炭酸ジュースくらいの強さである。肝心の温泉のお湯は少しグリーンがかった
お湯でほとんど匂いはなく、やわらかい感じのするいいお湯でした。

 
肘折温泉の名物「炭酸泉」               ひしゃくですくって飲めます。

 
木造の浴室                     なかなか風情があります。
 
  
浴室外観                      肘折温泉の風景(カルデラの谷底に温泉があります)

 
再び最上川に沿って走ります。            山形新幹線

今夜も米沢に宿泊である。3連休の旅最後の夜は気軽に米沢牛を楽しめる店「グッド」で米沢牛を食べることにした。
この店は高級感あふれるお座敷で食事することができ(テーブル席もあります)値段も格安(写真の牛刺定食が1500円)
なので米沢にくるといつも立ち寄る店なのだ。なんでも未経産の雌牛の肉のみを使っているらしい。もちろん
贅をつくした高額なコースメニューもあります。


 
牛刺定食                      牛刺アップ

宿に戻り、ホテルのサービスビデオ(グレムリン)を見ながら、市内のスーパーで3本300円で売っていた安酒
で乾杯して最後の夜をすごしたのでした。


 
グレムリン                     夜は安酒で乾杯


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