甲子林道紀行

日本最強?!の荒くれ林道
(H15.6.13〜15)

 6月のある日。所要で有給休暇を取ったついでに、建設中の甲子道路見に行くことにした。
午後四時。用事を終えた私は埼玉県の上尾市から北上を開始・・・本日の宿は道の駅「柳津」である。


 
道の駅柳津の夜                              今夜も月が綺麗です

 
道の駅のトイレにはツバメの巣が・・・        梁の上には親鳥が・・・

 翌朝。只見川沿いに車を走らせる。川霧が出て幻想的な風景が広がっている。
同行者に金山町、大塩にある炭酸泉を飲ませてやろうと思ったのである。

 
只見川の川霧                    炭酸泉の看板

ここの炭酸泉は水量がかなり多く、井戸の底からゆらゆらと水が湧き出している。
井戸の中は赤く変色していてかなり鉄っぽい味がする。ここの水を飲んでいれば
貧血になることはなさそうだ。炭酸の強さは微炭酸といったところか。

 
これが噂の・・・                  炭酸泉です
 
 炭酸泉を後にして、いよいよ甲子峠に向かう今回は峠の西側の下郷町からのアタックである。
下郷町の中心部にある看板には早くも「白河方面通行不能」の表示がある。
国道121号線から分岐した国道289号線はかなりよく整備されている。


 
そしていよいよ甲子峠へ               甲子トンネル着工の横断幕が・・

 やがてバイパスも終わり道幅が細くなってくると突然原生林の中を一直線に伸びる空間が現れる。
甲子トンネルへと続く、甲子道路の建設現場である。現在は甲子トンネルの工事に取り掛かっており
工期は平成18年3月までとなっている。(下郷工区)


 
甲子トンネルへの取付道路にて            柄沢橋


現在の工事状況(クリックで拡大→ブラウザの戻るボタンで戻る)

 工事現場をしばらく歩いてみる。あたりは深い森に包まれており、鳥のさえずりが絶え間なく聞こえてくる。
この甲子道路は「エコロード」ということで環境に配慮された道路構造になっている。
道路の地下を何もない森と森を結ぶ通路が作られていた。どうやら獣道らしい。

 
柄沢橋より甲子トンネル方向を望む          動物たちのための獣道(道路を横切っています)

峠越えの旅はまだまだ続きます。


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