初雪ドライブ
(後編)


 銀山平からはシルバーラインと言われる道路で奥只見ダムを目指す。今までの道路とは違いダム建設のために作られた
道路で、長大トンネルで山々をぶち抜いていく。トンネル内はコンクリ舗装でデコボコも多く、漏水も激しい。
シルバーラインは全長約22km。そのうちトンネルは19ヶ所で延長18kmにもなります。この道路をつくるために
44名の方が亡くなり、うち、17名は雪崩や凍死等雪害によるものという何ともすごい道路である。


 
いよいよ、シルバーラインへ     シルバーライン出口

 
奥只見ダム                     体長40cmはある大岩魚

 
シルバーライン 1         シルバーライン 2


シルバーラインの急坂(光っているのは水平を示す反射板です)

奥只見シルバーラインを後にして、今度は中山トンネルに向かった。広神村と山古志村の境にあるトンネルは1999年まで
国道291号線であった道である。去年初めて訪れたのだがその時の写真はデジカメ不調で消えてしまったため、今回は
「写真を撮りに来た」といったかんじである。しかし、訪れてみると洞窟のようだった広神村側の入口がテーマパークの
洞窟のように飾りつけられているではないか!?びっくりして反対側の山古志村側出口にまわると駐車場が整備され
こちらもトンネル入口が「テーマパーク化?」していた。ありのままの方が雰囲気があっていいと思うのだが・・・

中山トンネルの歴史
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(参考)さらに激しい。戸谷隋道
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すっかり観光化した旧中山トンネル  トンネル内部

 
中山トンネル 山古志側       真っ暗なトンネル内

 中山トンネルは現在は照明もなく。訪れた人は山古志側の入口にある備え付けのロウソクに火を灯して
トンネル内に入ることになる。あまりにも暗くて写真が撮れないので、トンネル入口に車をすえつけて、
ハイビームでトンネル内を照らして写真を撮る。素堀りのトンネルの壁がきれいに浮かび上がる。
中山トンネルを見た後、近くにある雪中トンネルを見に行くことにした。こちらは入口はきれいな鉄板で出来ており
一応照明もついている。(点灯はしてないが)トンネルの中からはどこからともなく水音が聞こえてくる。
この雪中トンネルが何のためにつくられたのかはどこを見てもはっきりした記載がない。冬季の雪崩を避けるための
ものなのだろうか?入口から50mほど離れたところに別の入口があり、こちらはいかにもトンネルといったつくりに
なっている。しかしどちらを向いても真っ暗・・・このトンネルは一体どこに続いているんでしょう??
暗くて怖いのでこれ以上は探索できませんでした。

  
雪中トンネル看板          雪中トンネル入口  
         

 
入口から中を覗く         ここもトンネル内は真っ暗
 
 
先程の入口とは別の入口       こちらには地下水が少し流れています。

 
別の入口から右側を見る。      左側も見る。やっぱり真っ暗

 
再び、車を走らせ国道252号線を只見へと向かう。例によって峠付近は雪が降っていた。峠の福島県側はあちこちで
道路の改良工事をやっていて工事の信号待ちがかなりわずらわしい。峠を下ると田子倉湖(ダム湖)が現れる。
このダム湖のほとりにあるのがJR只見線の田子倉駅である。国道沿いにあるまるで倉庫のような建物・・・
これが田子倉駅の駅舎である。正面玄関??は板で塞がれているので建物の脇にある入口から中に入る。
ホームへの階段を一歩一歩下りる。ホームへ出る。人気のないホームに雨音だけが響いている。この駅の周囲には
まったく人家はなく冬季は全列車が通過してしまう。時刻表を見ても完全に終わっているダイヤである。
再び階段を登って地上に出ようとすると足元にノートが落ちていた。噂に聞く駅ノートだ。最後の記入は
10月29日になっていた。おおむね月に3〜4人の人が書き込んでいるようだった。


 
六十里越えは雪の中         福島側は工事箇所だらけ

 
JR田子倉駅                   ホームへの階段

 
ホーム               ホーム端からの眺め



 
地上?への階段           こんなものがありました(月に3〜4人の人が書き込んでます)

 今夜も桧枝岐村に泊まることにしていたので、途中の伊南村にある古町温泉赤岩荘で入浴することにした。
営業時間時間が午後7時までというのが難点だが入浴料が300円と安く、赤茶色の熱めのお湯が気持ちいい。
ちなみに内湯、外湯は服を着ないと移動できません


 
雰囲気のある廊下            露天風呂

 
大岩で組まれた露天風呂           入浴者用の笠

 
そして今夜も雪が降る        今夜も宴会

 翌朝。朝一で桧枝岐温泉に入浴する。昨日は「燧の湯」に入浴したが、昨日と同じではつまらないので、
今日は「駒の湯」に入浴することにした。朝6時のオープンと同時に入場。もちろん一番風呂である。
他に誰もいない貸切入浴状態をたのしんだ後、ほんの少し村内観光して家路についたのであった。

 
駒の湯 内湯            駒の湯 露天

 
露天からの眺め           温泉にかかっていた桧枝岐の絵

ちょっぴり村内観光


セイロウ造り


セイロウ造り


路傍の大樹


路傍の大樹1


路傍の大樹2


間引きされた子供を弔う六地蔵


六地蔵看板

 

 

 

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終わり


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